9月に入り早生品種「つがる」が
市場に出るようになりました。
今年の「つがる」は昨年に比べ着色が良いそうです。
どうやら先月の夏とは思えない寒さが影響しているそうです。
りんごの着色には様々な要因があるとされていますが、
まずはアントシアニンが生成されなければ、
綺麗な赤みは帯びません。
よく着色には寒暖差が必要と言われていますが、
厳密には10℃~20℃、適温は15℃前後とされており、
15℃以下になるとアントシアニンが
生成されやすいというデータもあります。
(品種によって違いがあります。)
気象庁の発表では、今年は太平洋高気圧の影響により、
9月・10月ともに残暑が続くという見通しですが、
りんごの着色は気温だけではなく、
天気や日照時間、葉で作られる養分の量、
袋剥ぎのタイミングにも起因するので、
いかに着色管理が難しいかが想像できます・・・。